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フォークリフトバッテリーのメンテナンス知識

Forklift

バッテリーとは

1つ2Vのバッテリーセルが、12個もしくは24個連結して24Vバッテリーや48Vバッテリーを構成しています。
バッテリーの各セルには水が入っています。
充電すると水が希硫酸となり、使用して放電が進むとまた水に戻ります。これを1サイクルと呼びます。
一般のバッテリーサイクルは1200サイクルつまり1200回充電できるのが新品バッテリーです。
(放電深度が浅いとさらに使うことができます。)

バッテリーの寿命

充電回数や液量管理また過充放電をどれだけ行なってきたかなどで寿命は変わります。
もちろんフォークリフトの使用頻度でも大きく影響します。
以下は目安です。

頻度:終日使用 → 5年前後
頻度:毎日1回程度使用 → 10年前後
頻度:週1回程度使用  → 15年前後

充電ボタンの意味について

最適充電 マイコンが普通充電にするか均等充電にするかを自動で判断して充電する(自動充電とも言う)
均等充電 普通充電より2時間長く充電しばらつきの出たセルを底上げする(過充電によるダメージに注意)
予約充電 充電開始時刻または充電終了時刻をセットし使いたい時に充電完了できているようにセットする(連休明けなどに)

コツ:通常は「最適」でマイコンに任せる。
過放電や放置したバッテリーを充電する際は「均等」
連休明けすぐ使用したい時は「予約」ボタンで充電する。

メンテナンス

バッテリーは過充電すると水が減少します。水分の蒸発ではなく放出は水素と酸素の形でおこなわれます。
定期的に液を入れなければ、液なしでの充電を行うことになりバッテリー寿命が著しく損なわれます。また水道水等は不純物を含んでいます、極板を劣化させ寿命の低下を招きますのでバッテリー液(精製水)使用して下さい。

毎日充電されるのであれば週に1度、あまり充電されないとしても月に1度は液量を確認し補充してください。
その際すべてのセルへ均等に液を入れるようにして下さい。
入れすぎますと吹きこぼれ、バッテリー上面や周辺を腐食させます。

要補充
適量
過補充
バッテリー液
バッテリー液注入機

バッテリーメンテナンス用品も取り扱っています。

バッテリーを長く使用する方法まとめ

1.基本は最適で充電

2.液量は週に1回確認し補充

3.液はすべて均等に入れ、また入れすぎない

4.不必要な充電、空になるまでの放電はしない

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